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速乾印刷セミナーin新潟

日時:2015年10月8日(土) 13時00分~17時30分
会場:新潟東映ホテル、株式会社ウィザップ、株式会社ジョーメイ (新潟)

パネルディスカッションと実演セミナーで速乾印刷の真価をご体感

日本アグフア・ゲバルト株式会社では2015年10月8日(木)に新潟県で初となる速乾印刷セミナーを開催しました。

今回は新潟県のアズーラ速乾印刷実践ユーザー様3社によるパネルディスカッションの他、LED-UV機と油性機のカラーマッチングや薄紙でのどん天印刷による速乾の効果を参加者にご体感頂きました。当日は晴天にも恵まれ、新潟県を中心に定員30名のところ40名近い方々にご参加いただきました。

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冒頭、アグフアの代表取締役社長松石より「アグフアがアズーラによる速乾印刷を提唱してから2年半の間に全国で700胴を超えるお客様に導入いただいていますが、“アズーラは水が絞れて速乾印刷に最適のプレートであると最初に教えて頂いたのが五泉市の吉田印刷所の吉田社長でした。故にアズーラ速乾印刷は新潟からスタートしたと言って過言ではなく、新潟で速乾セミナーを開催できたことは非常な喜びです。」と挨拶がありました。

  

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アグフア 松石

続いてアグフアのプリンティングアドバイザーである知識より「現像レス「アズーラ」のメリットと効果~印刷の原理・原則と最適化調整メンテ」についてのセミナーが行われました。既存設備と人材のフル活用を基軸とした速乾印刷技術の原理原則をお客様にご理解頂き、お客様に経営革新を実現して頂くアグフアからの提案を紹介。現像レスによる超安定・超高品質と、現像廃液が出ない環境対応、そして現像レスでありながら検版できる視認性を持つアズーラは、更に水を絞ることにより速乾印刷を実現でき、インキも削減することで輪転機での展開、そしてUV印刷機へと応用が広がってきています。

 

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アグフア 知識

浅くて細かい均一な先進の砂目構造が何故水を絞ることができるかを説明し、水を絞ることによる様々なメリットを紹介しました。その上で水を絞った印刷をするためには、印刷機を適正の状態に維持することと経営者と現場が“現状を変えたい”という「強い意志」を持つことが必要であることを述べ、印刷トラブルは物理現象であり、必ず要因がありまた解決できることを汚れ発生や過剰乳化のメカニズムと共に解説しました。そして枚葉印刷、オフ輪それぞれでの速乾印刷によるコスト削減効果と生産性・品質向上効果を述べ、これらが企業体質の改善・利益改善を生み、最終的に経営革新に繋がることを紹介、アグフアがコンサルティングにより、そのためのお手伝いをさせて頂くことを述べました。

     

次に新潟県内でアズーラ速乾印刷を実践されている3社(昭栄印刷株式会社 坂井社長、株式会社ジョーメイ 加藤常務、株式会社ウィザップ 高橋社長)様によるパネルディスカッションとなりました。

松石:最初にアズーラ速乾印刷の話を聞いた時どう思われましたか?

加藤:そんなに上手い話があるのか?と思いましたし、現場も「何を言ってるんだ?」という感じでしたが、印刷の原理原則に従えば可能なのかも。と、思いやってみました。

高橋:速乾印刷の話は聞いていましたが、自社でできるのか?という疑問はありました。でも挑戦してみたいと思いました。

坂井:自社には「必要ない」と思っていました。しかし実践している会社のオペレータの印刷機に対する気持ちが自社と全然違い、現場の意識改善の目的で取り組みました。

松石:速乾印刷を導入しようとする際、現場の抵抗に合うことが多いのですが、皆さんの所はどうでしたか?

坂井:ベトナムに進出したタイミングで自分と現場が直接繋がるような組織にして、現場の好きなようにさせてみた所、自分達の部署を良くしようという意識が高まり、工場も綺麗になり経営の数字も上がりました。

高橋:LED-UVの印刷機を導入した時自分も現場に入っていったことで関係構築ができたので、すんなり受け入れられました。

松石:皆さんの会社は社員の方が進んで何かをするという社風があるようですが、そのように教育されているのですか?

坂井:社員を見ていると本心から「やりたい」と望んでいる時が分かり、その時が進めるチャンスです。

加藤:繰り返し現場と何度も話し合い、お互いの理解点を作ることかと。

高橋:「失敗は成功の元」と考えています。チャレンジしてみないと失敗も成功も有り得ません。チャレンジしての失敗ならそこから成功を見つければ良いのです。

松石:アズーラ速乾印刷に取り組んで良かった事は?

加藤:日々のメンテナンスをしっかりするようになり、品質も安定して後工程にも早くまわせることです。

松石:メンテナンスをすることへの抵抗感は?

加藤:特にありません。アグフアからのコンサルを受けて今まで知らなかったことも分かり、しかも結果がでました。

 

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昭栄印刷 坂井社長

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ジョーメイ 加藤常務

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ウィザップ 高橋社長

アグフア 松石

 

高橋:良い物を作るためには現場が綺麗でなければなりません。アグフアのコンサルティングは印刷の知識から学ぶことができ、とても画期的でした。

坂井:人間は楽な方に転んでしまうものです。ですからやらされているのではなく、自分達のためにするという気持ちが大事です。今ではメンテナンスをしないで事故を起こすことの方を恐れています。

松石:1日15分のメンテナンスをした方が、トラブルが起きてから対処するよりはるかに効果が大きいということですね。では速乾印刷の具体的な効果を教えてください。

高橋:何といっても品質の向上です。日頃から良い物を作ることで生き残っていきたいと思っています。アズーラを導入してから、増刷の際に以前より明らかに良い仕上がりになってしまい、逆に困ったというエピソードもあります。損紙、時間、生産性を考えると20%以上の効率化が図れています。

坂井:2年間で用紙が2500万円、資材が2500万円、計5000万円ものコスト削減が行えました。更に生産効率アップの効果を合わせれば計り知れないコスト削減が行えました。今まで2500万円分の用紙に無駄な印刷をしてたのかと思うと驚きます。インキが乳化しないので、1万回転だったところ今は1万2千回転が普通です。

加藤:カラーマネージメント構築を目的に7~8年前から現像レスということでアズーラを使用していますが、必然的に速乾印刷が行えています。導入当初は刷り難いという話も有りましたが、今は全くありません。

高橋:アズーラは「プロ仕様」の版ですから。

松石:アズーラは砂目が浅くて細かいので水が絞れますが、逆に水をジャブジャブ使用する楽な印刷はできません。しかし、だから乾きが早いのです。営業的なインパクトはどうですか?

坂井:水を絞っているため色が綺麗になった。粉っぽくなくなったとお客様から評判です。

高橋:以前はモノクロ中心でカラーは苦手でした。今は自信もつき、カラーのお仕事を取っています。

加藤:お客様は「速乾印刷」といっても分かりませんが、品質が安定しているということでリピートを多くいただきます。

松石:最後に皆さんの経営の目標をお聞かせください。

加藤:当面はオンリーワンの商品作りを目指しています。

高橋:世の中に残る良い印刷物を作って行きたいです。

坂井:社員が10年後の自分、社会を考えた時、ワクワクできる会社にしていけるよう皆で取り組み始めるとことです。

     

実演見学:株式会社ウィザップ様

パネルディスカッション終了後はバスにてウィザップ様に移動。実演見学となりました。

実演では最初に油性の4色機で70.5kgのコート紙に最大330%にもなる重い絵柄を印刷。印刷直後にも関わらず既にベタつき感がなく、5分後にはセット乾燥が終了していました。続いてLED-UV機にて全く同じ絵柄を印刷し、油性印刷機とLED-UV機のカラーマッチングを確認。参加者は油性機での乾燥の早さ、油性とLED-UVでありながらしっかりとカラーマッチングのできていることに驚いていました。

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実演見学:ジョーメイ様

続いてジョーメイ様へ移動し、こちらでは油性4色機での46.5kgの薄紙へのドン天印刷を見学しました。印刷後わずか3分でセット乾燥ができていることを確認。すぐにドン天で裏面の印刷を行いました。アズーラにより水を絞って印刷しているため、薄紙でもファンアウトなく表裏の見当がしっかり合っていることを確認しました。

 

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こうして、内覧会は大盛況の内に幕を閉じました。

 

 最後にお忙しい中、非常に多くの方々にご参加頂きありがとうございました。また、パネルディスカッションにご登壇いただきました坂井社長、加藤常務、高橋社長、そして会場のご提供ならびに印刷実演の準備から開催まで多大なるご協力を頂いたウィザップ、ジョーメイの皆様全員の方にこの場を借りて御礼申し上げます。

 

アグフア社員一同

 
 
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