AGFA FORUM 2011 in NIIGATA
株式会社吉田印刷所新工場見学会
日時:2011 年10 月19 日(水)
場所:株式会社吉田印刷所 〒959-1835 新潟県五泉市今泉947-1
2011 年10 月19 日、日本アグフア・ゲバルト株式会社では「乾燥促進印刷」を「現像レスCTP プレート :Azura TS」で実現している株式会社吉田印刷所様の新工場完成見学会を開催しました。
当日は好天にも恵まれ、80 名近い方にご参加いただきました。
一行は午後1 時に新潟駅を2 台のバスに分乗して出発、吉田印刷所様へと向かいました。
満員の会場で午後2 時過ぎにFORUM がスタートしました。
冒頭吉田社長から参加者へ「印刷業界が苦しい状況にある中、この苦境を乗り越え前に進めるよう、業界が発展する仕組みを作って行きたい。今日のフォーラムで役立つ事を見つけ各社に持ち帰り役立てて頂ければ幸いです。」と挨拶がありました。
その後まずは新工場に関して説明がありました。
「新工場は着工が2011 年1 月、同年6 月に竣工しました。敷地面積2,100 坪、床面積548 坪。地下水が豊富な五泉の地の利を活かし、地下水を汲み上げて冷暖房に利用し、その後農業用水として再利用もしています。オフィス・工場とも照明は全てLED を採用しています。」
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続いて本日のテーマである「乾燥促進印刷について」次のようなお話がありました。
「吉田印刷所が乾燥促進印刷に着手したのは1999 年、ハイデルのSM102(8 色機)を導入してからです。そ
れ以前は100%パウダーを全開で降って印刷をしていたが、品質を高めながら更に生産性を向上させるために水を絞って乾燥を早くしたいとの思いから乾燥促進印刷をスタートしました。
勿論、いきなり効果が出たのではなく2002 年頃よりようやく20%程度の完成度となりました。この年小ロットを活用した通販形態の確立で「中小企業経営革新支援法」の承認を頂きました。
そして2005 年に「一度に大量の印刷物を作る必要かあるのか?」との考えから「フレッシュプリント」の初期と
なる小口分割の印刷の提案を開始しました。
新鮮な情報を必要な時に都度必要な枚数だけ印刷することでムダが無くなり、結果として環境にやさしいだけでなく、経済メリットも生まれる。つまり経済性を追求する事はムダを無くすということをお客
様に説明しています。例をあげると、お客様先で調べた所印刷物の2 割〜3 割はムダになっているケースが多くあり、@¥100 の印刷物が実際は@¥120〜¥130 に、廃棄のコストを考えると@¥140、¥150 になっているのではないでしょうか?
これをプレッシュプリントと比較してもらい、どちらにメリットがあるのかをお客様に理解・賛同していただいています。
つまりエコロジーとエコノミーは表裏一体のものなのです。
現在吉田印刷が行なっている乾燥促進印刷の状況を同業者の方にお話すると(片面を印刷して直ぐドンテンで裏を印刷する)“不可能だ”とも言われます。また不可能を可能にするために設備投資に走りがちになるがこれは間違っています。
技術力を設備力に置き換えていては駄目。機械の性能を100%引き出す人の力が必要です。
吉田印刷の「乾燥促進印刷」技術はオペレーターが機械を理解しとことん使いこなし、日々諦めず努力を積み重ねた結果なのです。
2007 年の時点で乾燥促進印刷の完成度は80%位でしたが、リスクを承知で無処理版の使用を開始しました。
2009 年からはアグフアの現像レスプレート:Azura TS のテスト使用を開始し、2011 年の4 月〜6 月にかけて:Azura TS に完全移行しました。現在プレートは全て:Azura TS を使用しています。
乾燥を早めるためには水を極限まで絞る必要があります。極限まで水を絞る事によって乾燥促進印刷ができるようになるのです。
:Azura TS は水を絞る事ができるので扱い易く、水を絞る乾燥促
進印刷を行なう為に最適な「プロ仕様」プレートであると思います。
これは吉田印刷での結論ですが、乾燥促進印刷を目指すなら:Azura TS を是非一度試していただきたいと思います。
フレッシュプリントは吉田印刷だけのものではありません。これからの地球環境を考えた際に、フレッシュプリントのような考え方をしていかないと印刷は社会に害を与える存在となっていってしまいます。
そのような事があってはいけない。
乾燥促進印刷は一朝一夕にできるものではありませんが、日々の機械のメンテナンスを怠らず、極限まで水を絞っていく努力の積み重ね、使いこなす人間の技術力が整えば誰にでも可能な技術です。
「業界の常識が絶対ではない」という気付き・見直しが1 工場、1 会社だけでなく社会と連動した全体最適に繋がると信じています。
吉田印刷は「世界一ムダを出さない印刷会社」を目指し、日々努力を続けています。
この後の工場見学で吉田印刷が実践している「乾燥促進印刷」を是非参考にして欲しいと思います。」
続いて吉田社長と日本アグフア・ゲバルトの社長松石との対談が行なわれました。
内容を抜粋してご紹介します。
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