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バスツアー開催!

作業中のホットな現場を回り、リアルな声を聞く
― AGFA :Azura TS ユーザー訪問記―

 

月刊Jagat Info 2010年11月号 掲載

 

 10月21日にアグフアユーザー見学会が開催された。今回のユーザー見学会はケミカル(現像)レスCTP プレート:Azura TS(アズーラ TS)を導入する、株式会社平河工業社、株式会社教文堂をバスツアーで見学する新しい試み。


 作業中のホットな現場を回り、リアルな声を聞こうと、当初の予定を大幅に超える参加者が集まった。:Azura TS は印刷機上での特別な設定もなく従来どおりに作業できるだけでなく、現像処理をなくしたことで刷版品質の安定性も大きく向上している。

アグフアユーザー見学会の様子  
   

●:Azura TS で環境配慮型印刷を実現


株式会社平河工業社
和田有史 常務取締役 営業製造本部長

 

 株式会社平河工業社(代表取締役社長 和田和二)は都内に8 拠点、計7000 坪の自社所有の印刷工場に100 台以上のハイデル・オフセット印刷機を保有して印刷会社を支援している。2009 年5 月に4 台目のCTP として:Avalon N8 、プレートは:Azura TS を導入した。
同社は、従来型のCTP は現像液の管理の難しさが印刷時の線の太さ・細さに影響することがあり、より一層の品質管理にはネックを感じていた。そのときに:Azura TS を知り、興味を持ったという。「現像レスという、現像が必要ない全く新しいタイプのCTPプレートの導入に不安もあったが、アグフアとは『スーパーマスター』版材(カメラ用)を供給してもらっていたときからの信頼関係もあり、導入に踏み切った」と和田有史常務。

 

 実際の稼働について、本社事業所 事業所長 北澤一雄氏は「:Azura TS は現場にすんなりと溶け込んだ。(他社の現像レスタイプと違い)非常に検版性が高い。コントラストがはっきりしているので、文字がきちんと出ているか目視で確認しやすい。平網に文字が載っているような場合でも網の刷り上りが非常にキレイで感心する」と報告した。新聞の縮刷版も受注しているが、発注元からは「従来に比べて、文字がはっきりと印字されて読みやすくなった」という声が増えている。一方で、生版に汗や指紋がつきやすい、置き版の際のクリーニングでは弱い洗剤を使う必要があるなど、ちょっとした注意点も挙げられた。

 

 同社では、環境配慮型印刷を実現できる:Azura TS の活用をベースに、E3PA が認証するクリオネマークのゴールド認証を受けている。「環境志向が高まる中で、良いものを安くではなく、リサイクルを考慮する必要が出てきた」(和田常務)と“人にやさしく、環境にやさしい” 印刷物づくりへますます力を入れている。

 和田有史 常務取締役 営業製造本部長

   和田有史 常務取締役 営業製造本部長

 

アバロンN8 

  アバロンN8 

 

デモを熱心に見入る参加者

 デモを熱心に見入る参加者

   

●カラー品質も文字品質も高い満足度


株式会社教文堂
土屋 毅 社長

 

 株式会社教文堂(代表取締役 土屋毅)は医学書を中心として実績を積み上げてきた出版印刷部門と、効果の出る販促ツールを提供する商業印刷部門を中心にして、高品質な印刷物をワンストップで迅速に提供している。2010 年8 月に、ワークフロー、CTP、プレートと全てのシステムをアグフアに切り替えた。カラーマネジメントに力を入れている同社では、システム入れ替えに当たり、:Azura TS にマッチした刷版カーブ(ドットゲインカーブ)の作成や、デジタルプルーフの設定を変更した。デジタルプルーフと印刷機でカラーチャートを出力・印刷して検証し、ベタ濃度やドットゲイン管理などを行って運用している。

 

 同社印刷部の水上勝一機長とプリプレス課の増田英明氏からは、「お客様からは『色校の品質が良くなった』『(ネガタイプの特徴である)文字がくっきり再現され以前より良くなった』というご意見をいただいています。また、過去の刷り物との差異についても、ほとんどが印刷側の調整だけで刷了できています」と、実際の印刷物を見せながら説明した。

 

 さらに「以前、繁忙期は一日中CTP を回し、緊急時の対応のため誰かが現場に残るという体制でしたが、アグフアにしてCTP の速度が2倍(150 ~ 160 版/ )になったため、残業が大幅に減りました。万が一のトラブルでも、印刷の待ち時間もなく訂正版が出力できるので迅速に対応できるようになりました」と語る。3 人がかりで半日かかっていた刷版自動現像機の洗浄作業も、:Azura TS は露光後に「ガム洗浄」するだけのシンプルな構造のクリーニングユニットに置き換えられたので、今ではスタッフ2 名、1 時間程度でクリーニングが完了できるようになった。現像液そのものが無くなったので、液の劣化に悩む必要もなく、清掃作業が簡易なため普段からの手入れが可能で品質も安定するメリットも生まれた。

  土屋 毅 社長

   土屋 毅 社長

 

カラー品質も文字品質も高い満足度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラー品質も文字品質も高い満足度