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:Apogee User会特別企画 速乾印刷実演セミナー

日時:6月11日(月) 13時30分~17時30分
会場:株式会社平河工業社 小竹事業所

 

 

現在、日本アグフア・ゲバルト株式会社と共に全国各地で「3分乾燥印刷法」のセミナー、技術指導から経営面に至るまで幅広くコンサルタントをされている株 式会社東京テックプラスの代表取締役 加藤隆行様による講演・および印刷実演を:Apogeeユーザー会の特別企画として6月11日(月)に株式会社平河工業社 小竹事業所にて開催しました。
セミナーは定員100名に対し140名以上もの参加希望を頂いたため、平河工業社様にお願いをし、セミナー室以外にオフィスフロアの一画をサテライト会場としてご提供頂き、そちらでもライブ中継によりセミナーをお聞きいただきました。

 

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セミナー開催に先立ち日本アグフア・ゲバルトの代表取締役社長 松石 浩行から「:Azura TSも発売から6年を迎え現像レスのプレートとしてはシェア92%にまで成長しました。当初、“環境にやさしい”ということをメインにご紹介をしてきまし たが、実際に Azura TS をお使いのユーザー様の中から“:Azura TSは水を絞れるプレートである”ということをもっとアピールしてはどうか?というお声を頂きました。そこで本日の講師でもある加藤社長にご協力頂き、 『砂目の浅い:Azura TSは速乾印刷ができるプレートである』という利点をご紹介する取り組みを全国で始めました。   

日本アグフア・ゲバルト 松石

日本アグフア・ゲバルト 松石

 

 

 

しかし、ただ単に:Azura TSを使えば良いというわけではありません。会社全体での革新や、従来の方法を否定しなければならない事もあります。それでもこの壁を乗り越える事ができ たなら、『油性印刷でも速乾印刷ができます』。この事実を是非皆様の目でご確認ください。」と挨拶がありました。 引き続き株式会社平河工業社の代表取締役社長 和田 和二様から来場者へのお礼の挨拶、同社の常務取締役 営業製造本部長 和田 有史様より平河工業社とアグフアの20年に渡る長いお付き合いの経緯の他、「現像レスプレートは現像液などの変動要因がないことから“品質向上”というこ とで導入したが現場から8色機で30%も水を絞ることができたとう報告があがってきました。平河ではこの他お客様の利用品質を上げるということでWeb校 正や高精細印刷にも取り組み始め、そして今回“速乾印刷”にも取り組むことで更なる効率化を図り、お客様にご発注頂ける機会が増えたのではないかと思って います。これからも平河をご愛顧頂きたい。」という挨拶がありました。

 

この後、今回のメイン講演として株式会社東京テックプラスの代表取締役である加藤 隆行様より「速乾と汚れのない印刷を目指し」と題した、セミナーが開始となりました。セミナーでは、小ロット化による売り上げ減、資材の高騰、短納期・低 価格化、育たぬ人材といった印刷業界が現在抱えている問題の解決策として“速乾印刷が有効”であると紹介。そして速乾印刷を行なう為には印刷機のメンテナ ンスが何よりも重要であり、印刷機のメンテナンスを日頃から自社でしっかりと行なうことで、①整備にかけるコスト削減、②印刷機の寿命を延ばす、③品質が 安定、④マシンの現状把握、⑤社員のモチベーションアップに繋がるということを力説。真のリストラとは“慣習を撤廃すること”であり、適正濃度での印刷、 ローラー調整、湿し水の管理をコツや勘に頼ることなくきちんと数値に基づき行なえば、適正濃度で印刷でき、インキを盛り過ぎることなく、速乾印刷が実現で きると解説。また:Azura TSは現像レスを実現するために採用された先進の砂目構造により水を絞る事ができ、その結果網点がくっきりと美しくなり、同じインキでも艶が出る、乾燥促 進にも貢献するといった効果が得られることにも触れていました。そして速乾印刷による短納期化が受注拡大、残業削減、収益アップを生み出す事で現場力(生 産性)向上に繋がり、「生産性向上=再構築」を行い、無駄を排除していく事で“昭和の印刷から平成の印刷”へ進化して行かなければならないとセミナーの最 後を結びました。

 

実演会では最初にハイデルベルグのSM102-8P 8色機の5胴目から8胴目を使用し、スーパーユポ紙にて白地の殆ど無い絵柄の片面4色印刷を実施。インキ壷を触ることなくわずか5枚目にはほぼ色が合い、 10分後には配布を行いユポでも非常に乾燥性を得られる事を実証しました。続いて8胴全てを使用しコート紙で両面4色の印刷を実施。ブランケット洗浄以外 の調整・作業をすることなく、4胴から8胴へ切り替えても素早い立ち上がりができる事を証明しました。参加者達は非常に重い絵柄を刷った後にも関わらず、 やはり5枚目にはほぼ色出しができ、乾いている事を実際に印刷物を触って確認していました。最後は両面4色を最高速13,000回転での印刷を行ない、参 加者へ即配布しました。平河工業社 小竹事業所 製造部部長の島田 良浩様からは「当初、印刷機のメンテナンスをすれば速乾印刷ができるという事には半信半疑でした。しかし実際に行なってみると速乾印刷ができました。今後 はこの速乾印刷ができる状態を維持・管理して継続していきたいと思います。今回速乾印刷を行なうための時間とチャンスを頂けた事に感謝しています。」とい う感想を頂きました。参加者はなかなか印刷機の周りから離れられないようで、関係者に熱心に質問をしていました。
参加頂いた方達からも「非常にためになった」、「メンテナンスの重要性を改めて実感した」、「速乾性に驚いた」等の感想を多く頂きました。

 

 平河工業社 和田社長

平河工業社 和田社長

 

 

 

 平河工業社 和田常務

平河工業社 和田常務

 

 

 

東京テックプラス 加藤社長

東京テックプラス 加藤社長

     

様子

 

この後は平河様の駐車場の一画をお借りして、印刷機のオペレータの方達も参加しての懇親会となりました。気持ちの良い屋外で参加者一同、加藤社長や平河工業社の方達を取り囲み話が弾んでいました。

 

様子

 

最後にお忙しい中、非常に多くの方々にご参加頂きありがとうございました。そして会場のご提供ならびに印刷実演の準備から本番まで多大なるご協力を頂いた平河工業社様にもこの場を借りて御礼申し上げます。

:Apogeeユーザー会事務局一同