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株式会社サンエムカラー内覧会

日時:2014年3月14日(金) 13時00分~17時00分
会場:株式会社サンエムカラー 

“印刷のプロ中のプロ”が現像レス:Azuraを選んだ!

日本アグフア・ゲバルト株式会社では2014年3月14日(金)に京都の株式会社サンエムカラー様で内覧会を開催しました。

日本屈指の印刷技術で知られる同社での内覧会とあって当日は関西地区の印刷会社を中心に当初の予定を上回る約80名のお客様にご参加頂きました。 

 

 

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内覧会冒頭、松石社長より「現在アグフアでは現像レスプレート アズーラにより水とインキを絞った速乾印刷を提唱していますが、サンエムカラー様では水を絞ってインキを逆に盛ることで、他とは違う印刷をされています。そしてサンエムカラー様の高い印刷品質を支える、最高の網点、消してブレる事のない網点を作り出すために、現像レスプレートアズーラを使用していただいています。サンエムカラー様ではそのノウハウを隠すことなく、“印刷は芸術である”という信念の下、日本の印刷をよくするために積極的に取り組まれています。今日はサンエムカラー様での素晴らしい印刷技術をご体感下さい」と挨拶がありました。 

  

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日本アグフア・ゲバルト 松石

 

続けてサンエムカラーの松井 一泰社長より、「本日はお忙しい中、大勢の方にお集まり頂きありがとうございます。“印刷のプロ中のプロ”と紹介いただきましたが、まだまだ新しいことに挑戦するために勉強をしていかなければならないと思っています。しかし、当社での取り組みが少しでも皆様の参考になればと思います。」とご挨拶がありました。

 

 

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サンエムカラー 松井社長

 

 

 

その後、アグフアのマーケティング本部長である国井より現像レスプレートアズーラの紹介の後、サンエムカラーの谷口 倍夫専務より同社のご紹介がありました。

 

「サンエムカラーは1984年創業、当初は印刷の下請けを中心に仕事をしていましたが、印刷の根幹を成すのは製版技術だという考えから1998年に製版部門を設立、そして下請けから徐々に直受けのの営業を開始し、2005年には東京営業所も開設、現在では日本を代表する新聞社や美術館からお仕事を頂いています。そしてサンエムカラーの品質と技術を支えているのが創業者である松井相談役です。16歳で印刷の道に入り約60年、現在でも朝5時から夜7時、8時まで印刷現場の第一線で活躍しています。人がやれないことをして、新しい仕事を開拓していくという相談役の精神が“絶対に納得した品質の物を刷る”という当社の真髄として受け継がれています。そしてこの印刷技術の継承のために教育機関の設立に向けて奮闘中です。

 

続けて国際印刷大学校の学長である木下 堯博氏より印刷メディアにおける人材育成についてのお話がありました。木下氏はサンエムカラー様の教育機関設立に関して様々なアドバイスをされており、現在日本国内においては印刷界に人材を送り込む専門の教育機関が消失してしまっており、今後の印刷界の発展のためにも優れた人材の育成が非常に重要で、サンエムカラー様には是非とも素晴らしい教育機関を立ち上げて頂きたいとのことです。

 

講演の最後はいよいよ松井相談役の登場です。

サンエムカラー様は今年で創業30周年を迎えられ、相談役ご自身は60年印刷産業に身をおく中、楽しいことつらい事様々なご経験をされましたが、「男として一生を貫く仕事、若い人達がこれからも夢を持って有意義な生活ができるよう、印刷産業の活性化のために後30年頑張って行く」と力強いお話からはじまりました。

 

「16歳で印刷の世界に入り、活版印刷を経験、そこで当時まだ1色刷りのオフセット印刷に出会い、版の入った箱の中にビー玉と砂を入れ自分たちで砂目を立てることから始めました。当時技術を覚えない事には駄目で、技術を教えてもらい給料をもらえるということはありがたいことでした。当時と今では状況が違いますが、そこで知恵と工夫と努力して成長することを学びました。

そして昔の印刷業界は普通の人には「印刷」はできないというプライドがありました。

 

その後、これからは活版ではなく、オフセットの時代が来ると考えオフセット印刷に取り組みました。印刷機周りの材料を自分たちで作ることを始め、印刷の基本から現在のテクノロジーまで全てを自分の目で見てきて、版からブランケット、ブランケットから紙面にいかに正確な網点を再現するかがオフセット印刷の真髄だと思っています。だからこそ印刷産業は10年、20年たってプレミアの付く物を作れるようにならなければいけません。

だからサンエムカラーではデザイナーが求めている価値ある印刷物を作るためFMスクリーンを使っています。その過程で現像することによる網点のブレが課題でした。そこで色々テストを重ね、最後は自分の独断だったがアズーラを採用しました。これはチャレンジでしたが最近は皆がチャレンジ精神をなくしていると思う。若い人達はもっとチャレンジ精神を旺盛にしなければいけない。

サンエムカラーでは活版印刷に近い色を出すため、Japan Color基準よりも濃い濃度、通常のAMでもK版を1.9、FMでは2.2で印刷しており、アズーラでは2.3、2.4で印刷しても網点は変わりません。このように付加価値のある売れる印刷物を作ればクライアントからオファーが来るようになり、価格競争で疲弊することもなくなります。

 

現在、大阪万博のポスターのレプリカ作成に取り組んでいますが、当時の色を再現するために4校まで行いました。つくづく昔の技術者のレベルの高さを実感しています。このような素晴らしい技術もその人達がいなくなるjと伝承できなくなります。そこで若い世代に以下に上手くバトンタッチするかの仕組み作りに取り組んでいます。

 

 

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サンエムカラー 谷口専務

 

 

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国際印刷大学校 木下学長

 

 

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サンエムカラー 松井相談役

 

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   最後に自分が読んだ本の中からどうしても引用させていただきたい言葉があります。

『仕事に対する誠意、熱意、情熱は仕事から生まれ、そのエネルギーは仕事をする事で駆り立てられる。働く喜び、人生に感謝する。』確かに辛くしんどい時は今でもあります。しかし、しんどい時にこそ変わるのが商いなのです。

そしてもう一つ

『竹に節目があるように一つずつきちんとハードルを越えることを目指さなければならない。大きな節目を次の成長にどう活かすか社員一人一人が一体化し、知恵・工夫・忍耐を持つ』ということです。

そしてこれからは仕事と家庭の調和が会社の発展と持続のためには重要で、ここに会社の力量も問われます。

まだまだこれからも100歳過ぎるまで印刷業界の発展のために皆さんと歩んで行きたいと思います。」

 

相談役ご自身の人生を正に印刷と共に歩み、そして様々なことにチャレンジしてきたからこそ言える深みのあるお話が、京都弁によりさらに味のあるものとなった講演に、参加者皆さんが印刷への情熱に感銘し、印刷の素晴らしさと印刷業の誇りを再認識し、印刷業の将来への思いに共感し、印刷や印刷業に心を新にした講演だったのが印象的でした。

 

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 講演の後は4つのグループに別れ、サンエムカラー様の高い印刷技術を支えるプリプレス部門、素晴らしい作品の数々を展示しているギャラリー、そして北工場、南工場の見学となりました。

3月の超繁忙期ということで通常のお仕事をされている中、南工場では実際にアズーラを使用して印刷されたカタログの印刷実演が行われ、参加者一同改めて同社の高い印刷技術を目の当たりにし、熱心に質問をされていました。

見学会の後は質疑応答そして、サンエムカラー様のご好意により懇親会が催され、リラックスしたムードの中活発な印刷談義が交わされ、内覧会は大盛況の内に幕を閉じました。

 

 最後にお忙しい中、非常に多くの方々にご参加頂きありがとうございました。そして会場のご提供ならびに印刷実演の準備から本番まで多大なるご協力を頂いたサンエムカラーの皆様全員の方にこの場を借りて御礼申し上げます。

アグフア社員一同

 
 
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