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株式会社共立アイコム内覧会

日時:2014年9月9日(火) 13時30分~16時30分
会場:株式会社共立アイコム(静岡県藤枝市)

「速乾印刷」が意識を変える!経営を変える!

ノーリスク・ハイリターンを実証!

日本アグフア・ゲバルト株式会社では2014年9月9日(火)に株式会社共立アイコム様にて内覧会を開催しました。

2012年12月にAzuraを導入してから僅か3ヶ月で「速乾印刷」を立ち上げ、生産現場の革新により年間で2,000万円もの利益(コスト削減効果)を上げた同社で速乾印刷を立ち上げた現場の方の生のお声とその具体的な数値効果、そして速乾印刷導入ユーザーとしての経験値に基づく速乾印刷と経営管理のコンサル事業を紹介しました。当日は日本全国から約50名の方に参加いただきました。

 

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内覧会冒頭、アグフアのグラフィックシステム事業部 事業部長である東條より

来場者ならびに場所を提供していただいた共立アイコム様に感謝の意を述べた後「アズーラは今年で発売10周年を向かえ、現在では400社を超えるお客様に語導入頂き、使用量としては日本が欧米を抜き、世界一となっています。現在印刷市場では、多品種、小ロット、短納期化の時代となり、印刷後にいかにして早くインキを乾かし、後加工工程へと回し、そして納品するかが勝負の鍵となっています。それに対応するための手段の1つとして、UV印刷機の導入が増えています。しかし、油性インキで速乾印刷ができれば、UV印刷機のような高い投資をせずとも、既存設備で同じ効果が得られ、さらに、品質が安定し、より色鮮やかで品質の高い印刷が行えるのです。共立アイコム様ではそれを実証し、さらに速乾印刷によってもたらされた
コスト削減効果を数値化して、毎月それを管理されています。本日は速乾印刷が経営に与えるインパクトを体感して頂き、今後の皆様の会社での経営改革のヒントとして頂きたい。本日は皆様を感動させます!」と挨拶がありました。

  

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日本アグフア・ゲバルト 東條

続いて共立アイコムの小林武治社長より速乾印刷序奏-成果 として次のようなお話がありました。

「共立アイコムは創業60年を迎える商業印刷会社で平台6台、B3の輪転機を3台設備しています。業態変革が求められる中、社内外への「変わること」への決意表明として3年半前に社名変更をし、紅茶や焼酎の製造から販売を始め本業以外の様々な事業にも挑戦しています。

そのような中、本業である印刷事業では、“速乾印刷への序奏”が始まりました。私自身は印刷のことは詳しくないのですが、日頃から“段取り時間や回転数は満足できるものなのか?”という疑問を常に感じていました。機械メーカーのスペックに満たないことに不満を感じ、印刷現場に問いただすと、「これが限界です」という回答でした。そこから“現実とは違う機械メーカーのスペックとは何だろう?”と思って聞いてもはっきりした解決策がないままモヤモヤした状態が続いていました。しかも、協力会社からは自社の事を「レベルが高い」と褒めてくれる事が自分としては疑問でした。そんな時にアグフアとの出会いがありました。

 

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共立アイコム 小林社長

アグフアと会ってみて話を聞いた所、「速乾印刷」の効果として、インキの削減、損紙の削減、段取り時間の削減など“これ(アズーラでの速乾印刷)を検討しなければ経営者ではない”というような良い事づくめの情報でした。そこで現場に“こんな製品もあるから検討してみては?”と話をしたのですが、その後、外部から大変なネガティブキャンペーンもあり、現場としては非常に迷ったと思います。しかし最終的に現場の総意としてアズーラの採用を決定しました。

その理由としてはアズーラ速乾印刷を実践している他社の見学に現場のキーマン達を参加させたところ、驚きと共に“自分達でも速乾印刷ができる”という確信を持って帰ってきたのです。そして彼らが工場内に情熱を持って速乾印刷について語るようになり、結果、“皆でやろう!”と最後は現場の総意としてアズーラ採用となりました。現場の人間には口下手な者も多いのですが、その彼らが休憩時間にも熱心に速乾印刷について語っていたと聞いています。弊社は普段あまり外部の見学に人を出す事をしていないのですが、私自身も含め、外の世界に出ると色んなことが見えてくると感じます。

さらにプレートをアズーラに変更するにあたり、全量を一気に変えたのですが何の問題も無く予想を上回るペースで速乾印刷の立ち上げが進み、2012年の12月に開始し、3ヶ月後にはほぼ終了し、3月の繁忙期は間に合い業績に大きく貢献してくれました。

 

速乾印刷成功の要因

これにはいくつか要因があるかなと思います。①比較的新しい工場で環境としては良い条件であった事、②数年前から知識氏(現アグフア)の指導を受けていた、③現場の総意としてアズーラ速乾印刷をやろう、と決めたことで、やらされるのではなく、自分たちでやるんだという強い気持ちで臨んだこと、これは非常に大きいと思います。そして④UVを導入するという選択肢がなかった。不思議な事に今まで社内からもUVを入れて欲しいという声が出た事も無く、また自分としても高価なUV機を入れても印刷物の価格に反映できない事には疑問を持っていたことです。

効 果

速乾印刷を実現した最大の効果は印刷現場が自らの意思でチャレンジして変化を遂げた事です。印刷会社というのは、会社が色々な事に挑戦して、様々な武器を持ってもどうしても受身になって変わることが難しいものです。弊社でも10年以上チャレンジしてきましたが、思うような変革をとげることはできておらず、その中でも印刷工場が変わることは一番難しいだろうと思っていました。しかし、今までできなかった変革を、その工場が速乾印刷によりいとも短期間で実現できたことは非常に嬉しい驚きであり、とても大きな事でした。印刷現場が真っ先に変わったことで、さらに他部門、特に輪転やポストプレスへも波及効果が出ています。

実 績

速乾印刷の実績としては下記のような数値が出ています。

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そしてコスト削減実績の累計として年間2,135万円となっています。

 

速乾印刷は今も勿論続いていていますし、まだまだ勉強と思ってやっています。その効果としては満足というか、速乾印刷の実践でここまで会社が変われるのか、と正直びっくりしています。速乾印刷により紙などの材料の値上げもある程度吸収できましたし、外注費がかなり削減できています。これからも速乾印刷を広めるお手伝いができればと思っています。

 

 

 

続けてアグフアのプリンティング戦略部の部長である知識より「アズーラと速乾印刷」と題し、印刷で水を絞る事の重要性と何故アズーラは水を絞ることができるかについての解説がありました。

 

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アグフア 知識 

 

印刷実演~断裁

印刷実演では菊全版4色機にて2種類のジョブの速乾具合を紹介しました。

  1. まずは乾き難いといわれるヴァンヌーボ紙を使用し10,000rpmにて重めの絵柄のポスターを印刷。直ちに断裁を行って、まだ乾燥過程のために裏付きが発生することを確認し、30分後に同じ物を断裁して殆ど裏付きがないことを実証。参加者から驚きの声が上がっていました。もう一つはコート紙でチラシを印刷。こちらはオペレーターがインキキーを触ることなく、僅か30枚で本刷りをスタート。3分後にはどん天での印刷を行い、その速乾性と色出しの速さを実践しました。
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印刷実演の後は共立アイコムの大石修生産本部長兼生産管理部長より「速乾印刷の効果」についてのお話がありました。大石部長は「速乾印刷は確かに効果があります。しかし速乾印刷の実現が目的なのではなく、速乾印刷により製造のコスト削減が行える事が重要なポイントです。そしてコスト削減の効果を計る為にその効果を数値に置きかえていかなければなりません。そのためにコスト削減の数値目標を掲げそこを目指すことにしました。」と同社が速乾印刷によって実現したパウダー、インキ使用量、予備紙、段取り時間、人件費の削減効果、印刷事故・不良の削減、見当精度の向上、品質の安定化による品質向上、作業効率の向上等について具体的な数値を交えてと解説しました。大石氏の具体的で数値を交えたお話に参加者は身を乗り出して聞いていました。その後、たっぷりと時間を取った質疑応答では参加者から具体的なメンテナンスのポイントとその効果、ゴーストが出なくなった事、さらにドライダウンの激減やどん天印刷の効果など活発な質問が続き、製造部長 兼 第二工場長の鈴木一成氏、印刷グループリーダーの近藤心也氏のお二人からも現場の生の声として、回答がありました。

最後に大石氏から共立アイコム様による業界初の印刷会社による速乾印刷のコンサルティング指導サービスについての説明があり、内覧会は大盛況の内に幕を閉じました。

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左より大石本部長、鈴木工場長、近藤リーダー 

 

共立アイコム様のコンサルティングサービスに関してはこちら  

 

 最後にお忙しい中、非常に多くの方々にご参加頂きありがとうございました。そして会場のご提供ならびに印刷実演の準備から開催まで多大なるご協力を頂いた共立アイコムの皆様全員の方にこの場を借りて御礼申し上げます。

アグフア社員一同

 
 
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